お宮参りは絶対にこうしなければならないという決まりはありません。
お宮参りは、赤ちゃんが生まれて1ヶ月を過ぎた頃におこなわれる日本伝統の行事とされています。お宮参りは神社に参拝するのが一般的ですが、お宮参りは絶対にこうしなければならないという決まりはなく、必ず神社やお寺で参拝、ご祈祷しなければならないということもありません。服装も然りです。
ご家族ごとのお考えで、どんなスタイルのお宮参りにされたいのかを明確にしてお祝いされることで、ご自分達らしい納得のいく、何より主役であるお子様にとって一番楽しいお宮参りとなるのではないでしょうか。
そうは言いましても、『お宮参りでの服装、どんな服装で行きましたか?』とお考えになられる方もおありかと存じます。産後の大変なお時間時に、さながら一大ミッションともいえるお宮参りをお考えの方には、全力で応援したい気持ちでございます。
服装を選ぶ際に意識するポイント3つまとめました。
point① カジュアルすぎる服装は避ける
お宮参りの服装は、和装にこだわる必要も、こうしなければならないという決まりはありませんが、そうは言いましても、お宮参りでは神様に感謝を伝えたり祈りを捧げたりするため、失礼にあたらない服装を選ぶ必要があります。
お宮参りに参拝ですと、やはりスーツやお着物で参拝される方々が大変多いです。これは「神社」や「寺院」という場所を考えると、カジュアル過ぎる姿はNGと広く認識されている故でしょう。このような背景から、普段着で参拝ですと、少々宜しくない趣である可能性もあります。
point② 赤ちゃんの服装をベースに、ご家族全体でバランスのとれたコーディネートを目指す
主役である赤ちゃんのお衣装をベースに考るのも一つのポイントです。目指したいのは、『ご家族全体でバランスのとれたコーディネートを意識』です。赤ちゃんのお衣装が決まったら、周りの方は、洋装・和装問わず、主役の赤ちゃんを引き立てる、赤ちゃんと同格か、または控えめなお衣装を選択です。おじい様、おばあ様が参加する場合は、事前に赤ちゃんやお父さま・お母様の服装を伝えておかれるのも良いでしょう。
point③ 無理のない範囲で、体に負担のかかりにくいコーディネート最優先に考える
決め手はこれかなぁという思いも大きいのですが、利便性や安全性を大切にされることも、大切なポイントです。言わずもがなな事ではございますが、生まれたばかりの赤ちゃんは体温調節機能が未発達のため、季節や天候に配慮しながら服装を選ぶ必要があります。赤ちゃんだけではなく、産後のお母さまの体調や、高齢のお身内の方のお付き添いもあった際には、皆様の体調を崩さないよう季節や天候に合わせる快適さを考慮することが大切です。
繰り返しになりますが、お宮参りは絶対にこうしなければならないという決まりはありません。お宮参りの服装は状況に合わせて、快適さを優先しながら服装を選んで問題ございません。お心穏やかに無理のない範囲で、体に負担のかかりにくいコーディネート最優先のポイント、大ありです。
「お宮参りでの服装、どんな服装で行きましたか?」
本当にそれぞれのお宮参り事情がありますが、ご家族ごとの、それぞれのお家のやり方でお宮参りをお祝い出来れば、それがご家族皆さま笑顔になれる、何よりお子様にとっても一番楽しいお宮参りとなるのではないでしょうか。
思い出深いお宮参りとなりますように。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。