卒業式で袴を着ます。ブーツと草履どちらが今は主流なのですか?

特筆すべき主流はございません。ご自身のお気持ちを大切にされて、お好みで選ばれるのが一番です。

一般的に、袴スタイルの際、足元は「草履」または「ブーツ」を合わせます。もちろん和装の際の履物は草履が基本です。しかしながら最近では厳密にこだわる事もございません。お草履でもブーツでも、お好みのものを合わせて楽しまれてください。

お草履は古典的で上品なimage、ブーツはモダンでスタイリッシュなimageに装え、いずれもそれぞれの素晴らしさがあり華やぎを添えます。

さて、そうは申しましても、大切な日のお仕度です。卒業袴をお召しになる際に、お草履にしようか?ブーツにしようか?と悩まれるお気持ちお察しいたします。そのような時の判断基準となるポイント3点を下記にご提案致します。

①ご自身の身長と袴の丈のバランスを考える

袴が短い時はブーツ、長い時は草履。一般的に、草履はくるぶしが見えない程度に長めに着付けるのに対し、ブーツは足首のあたりを目安にやや短めに着付けるのが美しく見せるポイントです。そのため、ご自身の足元のスタイルに合わせて袴の丈を選ばれなければ、バランスの悪い着姿になってしまいます。袴を選ぶ際には「草履は長め、ブーツは短め」とご留意ください。

②お持ちの草履と着物・袴・巾着(バッグ)のバランスを考える

格・色柄といったバランスが良いかどうか?着物のデザインによっては、ブーツを合わせることでカジュアルに見えてしまい、卒業式という厳かな式典には、やや適さない装いになってしまう可能性もあります。難しく考える事はありませんので、ご自身のお気持ちを大切にされながら、コーディネートのバランスをしっかり考慮されて下さい。

③お式当日の天気やスケジュールを考える

悪天候時や遠方へのお出かけならば、普段から履きなれているものなので歩きやすく、雨や雪の日に履いても水が染みにくい、かつ靴下やタイツで防寒対策がしやすいブーツの方が◎。

履物を脱いだり履いたりする事が多く見込まれれば、脱ぎ履きや紐がほどけるといった手間もなく、サンダル感覚でサッと脱ぎ履きができてスムーズな草履の方が◎。


★袴に草履の場合、階段の上り下りの際などに足首がしっかりと見えてしまうことが多いので、草履を履く場合には5枚こはぜの長めの足袋(足袋の高さが高い)をご用意されると良いでしょう。ブーツの場合は、足袋はつけません。ストッキングやタイツで大丈夫です。

★卒業式が行われる時期は、多くが3月頃です。寒さが厳しい日も少なくありません。足元は特に冷えますので、天候予定によっては、防寒対策を備えられる事をお勧めします。

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さらっと読める内容にまとめておきました。

ご自身の満足のいく袴スタイルが叶えられますように。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。