このようなお問い合わせをいただく時があります。
大丈夫です!!どうぞ、ご安心くださいませ!!とお伝えしております。
全身鏡、姿見が無いと仰るお宅も多いです。ご依頼主様が宜しければ、無しでお着付させて頂きます。そのあと、窓ガラスや、浴室の鏡、洗面所の鏡で確認して頂いています。
確かに、全身鏡があれば、ありがたいです。お着物をお召しになる過程をお客様ご自身の目で確認して頂く事や、鏡にうつる、お仕度の過程を楽しんで頂く事も出来るかと存じます。しかしながら、全身がうつる鏡がない事によって、お着付けに不都合が生じるという事はございません。
人様にお着付けさせて頂く場合に限らず、自身で自装する際も全身鏡がない事は、さほど重大視されないように思われます。姿見があれば襟元・裾あわせの際に確認程度で見ます。でも、ない場合の襟あわせは手指の関節で確認する事も多いです。丈の長さは、足袋にかかる具合で確認します。そして、鏡を見ずに自装する方が、きれいに形が決まります。更には時間短縮の相乗効果もあります。
自身の真後ろは合わせ鏡でしか綺麗に見ることが出来ません。ですので、お着付けさせていただいた際は、ご要望があれば当方がお手伝いして後姿を確認していただく事もございます。ご依頼主様ご自身で後姿を確認されるときは、左右から確認されることをお勧め致します。
もしも全身鏡がない事で着付けのご依頼にモヤモヤされている方がありましたら、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。