『着物初心者です。着物を着る日、大雨だった場合はどうしたら良いのでしょうか?』
このようなお問い合わせをいただく時がございます。
何よりお天気が穏やかでありますようにといつも願っております。
土砂降りのような余りの悪天候であれば、ご自身にも、お着物にも、無理をせず、楽しんでいただきたい願いから、お洋服に変更されてのお出かけをご提案する事もございます。
そうは申しましても、悪天候時にお着物でお出かけされようというお心に寄り添います。
全力応援したい願いから大雨時の着物でお出かけ対策を連ねてみました。
- お着物を洗える着物(ポリエステル素材)にする:もしもお持ちであれば、です。
- 着物撥水加工:クリーニング店等の専門店にお願いできます。車の撥水加工と同じで、雨は勿論のこと、飲み物や食べ物を着物にこぼしてしまった場合、水玉のように弾きます。
- 着物専用撥水スプレー:染色方法などによって使用でない着物もあります。使用説明書をよく読まれてからお使い下さい。
- 雨草履:最初から前の部分に透明カバーが付いている草履です。防寒対策にもなります。
- 移動時はハーフブーツや長靴:お草履には会場で履き替えます。
- 撥水性足袋:撥水力に優れています。撥水性足袋カバーもあります。
- 着物をすっぽり覆う雨コート:既製品ご購入なら、二部式の方が着丈を調節し易いです。
- 履き替え用足袋:会場で履き替える普通の足袋です。
- 大き目傘:抵抗がある方は普通の傘を。
- タクシーを使う:なるべく外の徒歩移動を避けられることをお勧めします。
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当方が、雨の日にお着付けさせていただく際、可能なお手伝いは、
- インナーである長襦袢を短くしてお着付け: 長襦袢が短いのはさほど気になりません。長襦袢が濡れから着物に汚れを感染させる事を防ぎます。
- 不格好にならない程度に着丈を短くお着付け:僅かな5,6mmでも、地面から遠い方が汚れる危険度が下がります。
- 雨コートを着用される際は、着用迄のお手伝い:調節可能なものは着物の裾まで隠れるだけの長さに調節します。
あとは、少し早めに会場に着き、更衣室やパウダールームを借りてコートを脱ぎ、露はよく払い、たくしあげていた着物を戻し、白い美しい足袋を履き、長靴などの履いていた靴から草履に履き替えれば完璧です!!
素敵なお着物でのお出かけとなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございます。
汚れてしまったら、全国対応の宅配着物クリーニングだってあります。