お仕度の際に苦しければ、本当にご遠慮なく、はっきりと『苦しい!』とお伝えいただいて大丈夫です!!
「苦しい時は苦しいと、しっかり意思表示をする」これが他人様に着付けて貰う際、苦しくならない為の最大の対策です。
お着付けさせて頂く側は、紐類を締める毎に「苦しくないですか?」と確認しながらお仕度させていただく事が多いです。
ですが、どれだけ熟練の着付師さんであっても、他人様の苦しさの感覚全てを推し量る事は難しいです。
もしも着付師さんへの遠慮などで、何も言わずに我慢されたままですと、お出かけ時に体調を崩されてしまう可能性もあります。
ですので、苦しいとか、紐の結び目がが当たって痛いと感じたら、都度仰って、直してもらう事をお勧めします。
「着物は苦しいもの=きつい方が着崩れない」というお考えをお持ちの方もいらっしゃるようですが、適切な締め具合なら、着心地良く、息苦しくも痛くもなりません。また、着崩れもおこり難いです。体により近い部分で締める腰紐、伊達締が適切な位置に掛けられ、適切な圧力で締められているかが、着心地や着崩れのしにくさにも関わってきます。
ですので、苦しさをお伝えいただく事、どうぞご安心ください。
お仕度後、お着物でのお出かけ時に、ご自身でも可能な苦しさ対策は『姿勢を美しく保つことです。』
お着付け際中は姿勢を正されると思いますが、それをキープしておかれることが大切です。もちろん普段の姿勢を時折はさまれつつで。最初は少々つらくお感じになるかもしれませんが、背筋を伸ばされ、お胸もはられている姿勢の方が、普段の姿勢よりもずっと楽に過ごせるでしょう。
また、お辞儀や椅子に座ったり立ったりする時など、上半身を曲げて動作するのではなく腰を折るようにされると良いでしょう。苦しさもなく、見た目にも美しく、着崩れもし難いです。着物に着られている感じを与えないのも好印象をもたらします。
思い出深い成人式となりますように。
ご参考になれば幸いです。
最後までおよみいただきありがとうございます。
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