生花の髪飾り 成人式オーダーのコツ

お花屋さんに断られた、ネット注文が不安…そんな悩みを解決!

一生に一度の成人式。 振袖やヘアメイクにこだわり、最高の自分で臨みたいですよね。特に、顔まわりを華やかに彩る髪飾りは、全体の印象を左右する重要なアイテムです。

中でも、みずみずしさと生命力にあふれる「生花」の髪飾りは、特別な日をさらに美しく演出してくれる格別の存在です。

しかし、いざ生花の髪飾りを用意しようとすると、「近所のお花屋さんでは断られてしまった…」「ネットで頼みたいけど、イメージと違うものが届いたらどうしよう?」といった不安や疑問にぶつかる方も少なくありません。

そこでこの記事では、そんなお悩みを解決し、あなたの魅力を最大限に引き出す、理想の生花髪飾りと出会うための方法を具体的にご紹介します。

1. なぜ生花の髪飾りオーダーは難しい?よくあるお悩み

まず、多くの方が感じる生花髪飾りのオーダーに関するお悩みを見ていきましょう。

● 意外と断られる?街のお花屋さん 「お花だけなら売れるけど…」と、髪飾りに加工する作業は専門外として断られてしまうケースは少なくありません。なぜなら、ワイヤリングなど特殊な技術が必要なため、どのお店でも対応できるわけではないのが現状です。

● ネット注文の不安「イメージと違ったら…」 一方で、オンラインでの注文は手軽なものの、細かなニュアンスが伝わりにくいというデメリットも。例えば、「『華やかな赤』でお願いしたのに、届いたのは『くすんだ落ち着いた赤』だった…」そんな事態は避けたいものですよね。

2. どこで頼める?生花髪飾りのオーダー先 3つの選択肢

では、具体的にどこでオーダーすれば良いのでしょうか。主な選択肢を3つご紹介します。

① ウェディングやイベント装花に強いお花屋さん 結婚式やパーティーのヘアパーツを手がけているお花屋さんは、髪飾り加工の技術と経験が豊富です。探す際は、「生花 髪飾り オーダー (地域名)」などで検索してみましょう。

② 出張着付けやヘアメイクのプロに相談する 成人式当日の着付けやヘアメイクを頼むスタイリストさんに相談するのも、非常におすすめの方法です。たとえ特定のお花屋さんを紹介することはなくても、何よりあなたの振袖やヘアスタイルを把握した上で、「どんな大きさの花が似合うか」など的確なアドバイスをくれます。

③ 髪飾り専門のオンラインショップ 生花やプリザーブドフラワーの髪飾りを専門に扱っているお店も存在します。お店を選ぶ際は、作品例の写真が豊富か、オーダーの流れが分かりやすいかなどをチェックすると良いでしょう。

3. 【振袖の色別】おすすめの生花とコーディネート例

振袖の色に合わせて髪飾りを選ぶと、全体の統一感がぐっと高まります。

  • 赤系の振袖には 王道の赤い振袖には、同じ赤系のダリアやマムで統一感を出すと豪華な印象に。また、補色である緑の葉を少し加えると、赤がより一層引き立ちます。白や淡いピンクの花をアクセントにするのも可憐です。
  • 青・紺系の振袖には 凛とした青や紺の振袖には、白い胡蝶蘭やユリなどを合わせると、洗練された高貴な雰囲気に。さらに、淡い紫や青系の小花を散らすと、透明感のあるコーディネートが完成します。
  • 白・クリーム系の振袖には 清楚な白い振袖は、どんな色の花とも相性抜群です。淡い色の花でまとめれば優しく、はっきりした色の花を挿せばモダンでおしゃれな印象になります。振袖の柄に使われている色を髪飾りに取り入れるのがおすすめです。

4. イメージ通りを叶えるオーダーのコツ

理想のオーダー先を見つけたら、次はいよいよ注文です。イメージのズレを防ぐためのコツをお伝えします。

● 「写真」でイメージを共有する 一番大切なのが、視覚情報で伝えることです。というのも、言葉だけで「可愛い感じ」と伝えても、人によって解釈は様々だからです。着用する振袖や理想のヘアスタイルの写真は必ず用意しましょう。

● パーツを分けて作ってもらう 大きな飾りを一つ作るのではなく、お花を1輪ずつUピンなどに加工してもらう「パーツ仕上げ」がおすすめです。その理由は、ヘアスタイリストが髪型に合わせてバランスを見ながら配置できるため、アレンジの自由度が高まるからです。

5. プリザーブドフラワーやドライフラワー、さらには「自作」という選択肢も

「生花は当日まで心配…」「もっと自分だけのオリジナルティが欲しい!」という方には、プリザーブドフラワーやドライフラワーが最適です。

● プリザーブドフラワーやドライフラワーのメリット

  • 事前に手元に用意できるので安心
  • 式の途中でしおれる心配がない
  • 前撮りと当日で同じものを使える
  • 式の後も記念に飾っておける

● メリットを活かした「自作」という選択肢 さらに、これらの花材の大きな魅力は、自分で髪飾りを「自作する」ことも可能になる点です。 生花での自作は専門的な技術が必要で難しいですが、プリザーブドフラワーやドライフラワーなら、時間をかけてじっくりと、自分だけのデザインを形にすることができます。

最近では、必要な花材やUピン、作り方の説明書がセットになった「髪飾りの手作りキット」もオンラインでたくさん販売されています。こういったキットを利用すれば、初心者の方でも安心して挑戦できます。

このように、オーダーするだけでなく、心を込めて手作りしてみるのも、成人式の忘れられない思い出の一つになるかもしれません。選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

6. 【式典当日】生花の髪飾りを美しく保つための注意点

オーダーした生花の髪飾りを、式典が終わるまで綺麗に保つためのコツです。

  • 受け取りは前日か当日に 花の鮮度を保つため、受け取りは式典になるべく近い日時に設定しましょう。
  • 涼しい場所で保管する 受け取った後は、暖房の風が直接当たらない、涼しい場所に保管するのが基本です。
  • なるべく触らない 人の体温や摩擦は、繊細な花びらを傷める原因になります。一度髪につけたら、なるべく触らないように心がけましょう。

まとめ

生花の髪飾りは、あなたの成人式をより一層思い出深いものにしてくれる特別なアイテムです。

後悔しないためには、信頼できるオーダー先を見つけ、写真などを活用して、しっかりとイメージを共有することが何よりの秘訣となります。

この記事が、あなたの素敵な髪飾り選びの参考になれば幸いです。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

フラワーデザイナー:Puanela