着物整理の思い出

ご依頼くださるお客様から『HPに写真って載せてらっしゃいますか?メールのやり取りで不安なかったのですが、どんな方がいらっしゃるんだろうと思ってて(笑)』ご案内不足で大変申し訳ございません。↓のような者がお伺いいたします。

下記ごあいさつ程度に添えます。(2020年5月記)

外出自粛を促されている中、運動不足解消の為の外出も不要不急の外出になるのかなぁどうかなぁと後ろめたいのか後ろめたくないのか不透明な気持ちを持ちつつ、早朝walking行っております。

休日の早朝4時頃から6時過ぎ位までの2時間、往復10キロちょっとの距離。

早朝walkingは通年励んでいます。

さりとて、日中はまだまだ自粛期間。

お天気は本当にさんさんと降り注ぎ、家族でお出かけしたい気持ちでいっぱいです。せっかく家にいるのだからと、家族であれこれ在宅ならではの取り組みを行っています。

私は着物の整理に着手。

手持ちの着物は少ない感覚でいたのですが、色々なお着付けの練習にと練習用に格安で購入してきた着物が増えてきました。

着物に出会ったのはこんな『着物の整理』時です。

今から四半世紀ほど前のこと。昭和初期生まれの実家の母が、ある晴れた日に着物を整理していた子供時分の思い出があります。

「誰も着ないままだわ」と、母がポツリ。残念そうに寂し気に呟いたんです。

それは母の嫁入り道具の着物たちでした。戦争で実母を亡くした母が、自分自身の力で、独身時代に働いたお金で頑張って仕立てた着物でした。

誰も袖を通すことなく、仕立てたままの状態の着物は、時を経てもゆらがない品の良さがありました。

それまで着物とは無縁の私。七五三の着物を着る事さえ拒否していましたから(苦笑)

でも、自然と、4人きょうだいの末っ子だった私がこう言ったのです。

「私が着る。箪笥の中の全部。」

これが着物とのご縁の始まりです。

その後、お陰様で有言実行かない(美容師免許取得、某着物学園認定講師)現在に至ります。

こんな事をチラリと思い出しながら、着物整理に励んだある日の #stayhome でございました。